困ったことに・・・

  

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現在建てられている木造住宅の90%以上はプレカットと呼ばれる工場で刻まれたもの。

我々のように墨つけをして手刻みをしている大工はきわめて少数派となっています。

なぜそんなにまで手刻みにこだわるのかという話は以前にもこのブログで記事にしましたので今回はひとまず置いておきますが、昨今の悩みはそれに関わる道具の話。

手刻みといっても、さすがにノミや鉋といった手道具だけで刻むわけではなく、マルノコ、角のみ、ドリルといった電動工具もフル活用して、できるだけ効率をあげる努力はしているその工程。

なかでも穴掘りに欠かせぬ角のみは必須とも言える工具なのですが、現在国内のメーカー(マキタ・日立・リョービ)のそのラインナップは激減しています。

以前でしたら各社ともその用途に合わせて(深穴、丸太用、コミセン専用等)何種類もあったのですが、現在ではベーシックなものほとんど単一機種のみ(個性的な製品を造っていたリョービはいまや角のみから撤退)。

写真を掲げた、丸太用、コミセン角のみ、そのいずれも廃番となってしまいました。

幸いまだまだ元気で動いてくれている道具たちですが、なにしろ刻み時には酷使していますのでだいぶガタもきているのも事実。

彼らを使えるか否かによって仕事の効率は激変しますので、手刻み派大工にとっては死活問題というのも、あながち大げさな表現とはいいきれません。

メーカー各社にとっては、ホンのひと握りの需要のために、それを残しておくというのは、これまた極めて効率の悪いことなのでしょう。

再発売というのは昨今の状況では望み薄でしょうが、せめて部品の供給だけは続けて欲しい、それを強く願ってやみません。

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 -仕事

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