建築工房 富澤

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続・寒中仕事

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自宅脇の物置の移設作業。

当初は、全体をジャッキアップし、徐々に動かしていくつもりでしたが、お茶飲みばなしから、「もしかしたらレッカーで吊れんじゃねえ?」とのことになり、近所の不良中年板金屋(なぜか10tクレーンを持っている!)に相談。

結果、ギリギリの重量ながらなんとかなるかもしれないとの判断、いざトライということに相成りました。

まずは屋根に4箇所穴を開け吊るための帯をセット。

クレーンの作業半径から割り出した最大吊り荷重3.5tまで徐々に力をかけていきます。

果たして・・・若干浮き気味にはなっている気配はあるもののアンカーボルトをクリアするだけの余裕はなくあとはバールやジャッキを使って徐々にカイモノの厚みを増やして行きます。

なんとかすべてのボルトをクリアできたところで横移動。

そして新たなアンカーボルトの位置に・・・。

若干の間違いはあったものの、ほぼ予定通りの位置に納まりクレーンの荷重を解除。

徐々に物置本体がその位置に降りていく様子を見届けたときは一気に全身から力が抜けていく思いでした。

そもそもといえば、本来建てるべき位置を取り違えてしまったことがすべての原因。

ホッとしている私の横で「すべて自作自演、自己満足よねえ・・・」とカメラ片手に冷ややかな視線を浴びせる家人に対し反論の余地はありません。

それでもこうしたイレギュラーな作業を経ることによって、自分の引き出しが増えたと思えば、それはそれで財産。

これからくるであろう各方面からの請求書の山は今は考えないことにして、事態が発覚してからズーッと悶々としていた気持ちからの開放感に今は浸っています。

 

 

 

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続・寒中仕事 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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