| 施工内容 |
木造住宅,落とし板,板倉の家,地産地消 |
| 竣工 |
2013年 |
| 設計・撮影 |
設計:しみず建築設計工房(上田市 清水国寿) 撮影:Gendai Pro(岡沢晴也)
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| ひとこと |
構造材から造作材、板材に至るすべての材木をお施主さんの山から伐りだしたものだけで作られた正真正銘、地産地消の家。
構造的には30mm厚さの杉板を落とし板として使った「板倉の家」。
11.5坪とコンパクトな「離れ」ながら、「木製建具」「箱階段」「掘りごたつ」とギューッとお施主さんの思いが詰まった住宅になりました。
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木製建具はすべて引き込むことができ、開放的な空間が出現します。

軒の深い庇によって外土間、内土間一体的な利用が可能です。

大黒柱は尺角のヒノキ、梁はアカマツ、床・壁板はスギ、すべてお施主さんの山から伐りだしたものになります。

3畳ほどのロフト空間ですが、ゲストの寝室などとして利用予定です。

コンパクトながら機能的なオーダーメイドキッチン

板壁は30mm厚の落とし板になっていて構造材としての役割も果たしています。

収納可能な掘りごたつ。 天板はフラットに納まりそのまま床板になります。

現場に落ちていた廃材とカンナくずを使って、 お施主さんがこんな素敵な一輪挿しを作ってくださいました。

土間の上にある格子状の床はキャットウオーク。吹き抜け窓の開閉時に使います。

深い軒庇はこんな利用も可能です。