メーカーの姿勢
カテゴリー:仕事 タグ:
住宅エコポイント制度が始まり、それに対応したリフォーム工事が増えています。
特に内側にサッシを増設して断熱性能をあげるものは工事も大掛かりにならず済むため依頼の多いものの一つです。
しかしこの工事、注意しておかねばならぬ点があるのです。
それはサッシの錠(クレセント)の取っ手部分が内側の窓に干渉してしまう点。
上記の写真、上のものが現状でついていた錠なのですが(加工をし始めたためヤスリのキズがあります)、このままでは取っ手が長く内側のサッシに当たってしまい、錠が掛けられなくなってしまうのです。
そこでもう少し小さいサイズのものがないかメーカーに問い合わせてみました(通常、大中小3種類くらいサイズがある)。
しかし、返答は×。
元々大きな窓、高さが2m以上のものについているタイプの錠はそれより小さなサイズのものは用意していないとのこと。
よって、取り付け前にそこを確認してほしいと。
施工業者が確認不足だったのだから当方には責任はありませんよという口ぶりです。
確かにこちらが確認しなかったのは事実ですし、そこは否定できません。
しかし、外窓と内窓の間隔をそこまでとれぬところがあるのも実際の現場です。
それなのに、どんな窓にも内窓がつくかのような宣伝をして消費者心理を煽ることこそ無責任ではないでしょうか。
色々思案した結果、お施主さんの了解を得た上で、写真下部の様に取っ手部分をヤスリで削って短くすることにしました。
たったこれだけの事で済むのですから、どうかサッシメーカーの方新たに作って下さい。特に我々には責任はありませんよという態度であったY社の方。多分このままでは二度と御社の製品を選ぶことはなさそうですから。
コメントする