大工力
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それにしても今回の現場。あらためて職人の持つ潜在的な能力の高さを見直すことになりました。
入った当初、その納期を聞いた時、間に合うはずなどないと、とても信じることができませんでした。
それが、いざ始まってみると、各人が自分の得手の分野にそれぞれ分かれ、各々の場所でいつの間にかグループができ、知らぬ間にリーダー的な存在の方の指示の下、スムーズに現場が動いていく。
監理者側からの指示もないわけではないのですが、それはむしろ後追いで、まずは現場が自主的に動く。そこに指示待ちなどという受動的な様子は見られず、常に先々を見越して段取りを考えた動きを皆が心がけている、そんな活気のある現場でした。
さすがに連日の雨、そして晴れれば蒸すと、体力的にはギリギリのところでの作業でしたが、目標に向かって皆が協力する気持ちを持ちあうとても良い雰囲気でした。
普段は皆、それぞれ一人親方として独立した現場を持って作業している方達がほとんですので、こうした形はイレギュラ―なのでしょうが、この非常事態に、我慢すべきところは我慢して協力するという、職人の「粋」というのも感ずることができました。
納期まであと3日。
ようやく見通しがついてきたという監督さんの声を聞き、皆には安堵の顔が・・・
私も当初の倍、従事させていただきましたが、さすがにこれ以上は引き延ばせず、皆より早く帰宅することになりました。
申し訳ない気持でいっぱいですが、どうか皆さんもう少し頑張って完成させてください!
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