野生動物について考える
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朝、近所の蜂とり名人のおじさんが「またクマがかかったでなあ、見にくるかい」とお誘い。
サル用の檻の中には(本来クマ用の檻は別)まだ子供のクマが所在なさげにウロウロしていました。
近づいて写真を撮ろうとすると、そこはさすがに野生「ウーッ」といううなり声をあげ威嚇してきました。
耳には識別用のタグがありましたので、多分以前にも捕獲された経歴のある個体だったのでしょう。
素人目にみても太っていましたし、檻の中には沢山の糞もありましたので、近所のトウモロコシ畑を荒らしていたのは間違いなさそうです。
おじさんの話によれば、とりあえずお仕置き(トウガラシスプレー噴射?)をして山の中に放すとのことですが、こうやって里の美味しい餌の味を覚えてしまったヤツはまた戻って来るんだよな、とのことでした。
確かに苦労して山の木の実などを探しているよりは、まとまって餌の採れる里の畑は魅力的でしょう。私がもしクマであったなら、やはり楽な方を選ぶだろうと思います。
果たして連中が、どの程度、人間との接触の怖さを認識しているのかわかりませんが、少なくとも現状では、怖さよりも食欲の方が勝っているようです。
この子グマくらいでしたら、まだよいのですが、さすがに成獣とのはちあわせはご勘弁願いたいです。
しかし畑に残る足跡を見ていると、確実に大きいそれもありますので、夜な夜な徘徊しているのは間違いなさそうです。
自然豊かな環境というのは、こうした問題と背中合わせであることも覚悟して生きていかなければなりません。どうしていったらよいのか、答えは簡単に出そうもありません。
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