気持ち新たに
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現場の方は、お盆明けより以前から頼んでいた若い大工さん(28歳!)の応援が入り外周り中心に造作作業が進んでいます。
こちらの彼はとても勉強熱心。「信州伝統技能大工塾」(?)や「削ろう会」などにも参加し規矩術から大工道具に至るまでありとあらゆることを貪欲に学んでいます。
仕事に関しても手早にそしてピッチリと納める工夫を常に考えていて、とても良い刺激をもらっている毎日です。
どうかすると忙しさにかまけて、おざなり(なおざり?)になりがちな道具の手入れでしたが、彼に倣ってここのところ週末の夕方はその時間に当てるようになりました。
とてもお恥ずかしいかぎりの私の研ぎですが、ラジオもつけず砥石に当たる刃物の感触に五感を研ぎ澄まし向かっていると、雑念が取り払われ、ただひたすら真っ直ぐに研ぐことのみに集中している自分に気づきます。
そう我々の仕事は道具、特に刃物のキレが命。
これ無くして、良い仕事など望むべくもありません。
現場に入った若い力は単に仕事の応援のみならず、自分がこの道を目指し出した頃の原点の気持ちを思い出させてくれる貴重な力にもなっています。
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