明日に備えて
週末の夕方、なんとか時間を確保して明日からの仕事に備えて、刃物の手入れを。
完璧を求めるとキリがなく、とても奥の深い世界ですが、まずは日常の仕事に耐えうる仕上げを目標に進めていきます。
そんな私の拙い研ぎの技術でも、ボロボロに欠けていた刃先の線がピシッとそろい、しのぎ面が思い通りまっすぐに研ぎあがったときは、それまでの緊張が一気に吹き飛び、おもわずニンマリほくそ笑んでしまいます。
何を生業にしていったらいいのか思い悩んでいた若いころ、人生の中で一番費やす時間が長いであろう仕事を、自分が一番やってみたいことにしてしまえと開き直って30年。
生業と暮らしに線引きのない生活をしてきましたが、多分これからも現役でいられるうちはこんな日常が続いていくのだろうと思いながら週末の夜はふけていくのです。
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