結い

     2016/09/16

notes4
友人の大工の建前の応援に、一週間ほど安曇野市豊科まで通っていました。
連日の猛暑は、さすがにこたえ、休憩のたびにシャツを着替え、道具袋には水筒持参といった熱中症対策をしながらでの作業でした。

私を含め、仲間の大工たちは、通常は個人あるいは2~3人といった、ごく少人数で仕事をしています。
しかし、建前のように多くの人手が必要な時は、その仲間に声をかけ協力してもらっての作業になります。
今回も建前当日は9人集まりました。

これだけの人手を常時確保しておくのは、たとえ大きな建設会社や工務店でも厳しく、しかし作業の場面場面で必要な人手に開きがあるこの業界特有の工程形態に即した形で、こうした協力関係(「結い」とも呼ばれます)ができあがってきたのでしょう。

この暑さの中、できることなら休みたい気持ちもありましたが、自分の建前の時は、連日吹雪の中、協力してくれたメンバーのことを思うとそういう訳にもいかず、冗談をいいあって暑さをまぎらわしながら仕事を進めていました。

こうした前時代的な形態が適切なのかどうかはわかりませんが、久しぶりに集まったのだからと、お昼休みに缶ビールを飲みながら、お互いの仕事上のミスも笑いあえる肴にしての語らいに、つい休み時間が過ぎてしまう毎日でした。
notes5

 -建築について思うことつれづれ

  関連記事

自然素材を相手にするということ

建前も一段落し、板金屋さんが屋根工事中。 ようやく雨漏りの心配もなくなり、一安心 …

思うこと

  今回の台風そして立て続けの北海道での地震の被害に遭われた方にあらた …

手描きの意味

次の仕事が始まりました。 現在はプランニングをしながら図面を起こしている段階なの …

独りよがりではいけない

今、手掛けている工事は近所に住む一人暮らしのおばあちゃんの家の手直し(ムラの中に …

丸太は自由だ

墨付けも佳境に入り、先日より丸太梁の墨に取り掛かりました。 この丸太梁。 何が面 …

新建材の行く末

築50年を超える住宅の営繕に入っています。 これくらいの住宅ですと、新築当時その …

どちらがわかりずらい?

  先日の新聞記事。 確かに学校では習わぬ「尺」単位。 ですが多くの人 …

完成見学会雑感

近所で県内でも有数の木造住宅着工件数を誇る会社の住宅完成見学会があり、それに出か …

企業の姿勢

ほぼ毎日、走りのお伴に愛用してきた心拍計測機能のついた時計が動かなくなりました。 …

素材選択の大切さ

先日来、築50年以上経った住宅の営繕に入っています。 主な作業内容は、シロアリで …

PAGE TOP