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住んで暮らしてはじめてわかること

  カテゴリー:伊那市 事務所兼自宅  タグ:


初めて暮らす住宅の冬ですが、やはり良い事ばかりではありません。
今までの、外気とそう大差ない空間では経験できなかったこと、そう結露があります。

近年の住宅の窓は、ペアガラスに樹脂コーティング枠と、以前のモノに比べればだいぶ断熱性能が上がり、結露はしずらくはなってきています。
しかし、厳冬期の今は外気-10℃室内20℃その差30℃はザラで、やはり結露からは逃れられません。

特に浴室など、より温度差があり、かつ湿度の高い場所では結露水は写真の様につららと化してしまいます。
実は今まで他の方の住宅を施工させていただいた時には、これを防ぐために水切りなどの対策を施してきたのですが、自宅ですのでまあいいかと、安易に施工した結果、こんなことになってしまいました。

やはり手を抜けば結果は明らかです。
それにしてもこれが自宅で良かった。
他の現場でしたら、再施工のケースです。

こんな不具合も含め、実際に暮らし始めてみて気付くことがなんと多い事か。
やはり施工サイドからだけでは見えてこなかった点が体験できるというのはとても貴重です。

これまでのコメント

  • 伊那の大工(管理人) より:

    Unknown
    ルナパークで1号さん(木曽のシゲさんでしょうか?)コメントありがとうございます。

    結露がその程度というのは素晴らしいですね。
    たしか輸入木製サッシを多用していたように記憶していますが・・・(違うお宅でしたらすみません)。

    窓などの開口部での熱損失、結露の問題はこれからの課題です。雨戸をつければ簡単に解決すると思うのですが、信州では皆つけたがらないのですよね。なぜなんでしょう?

    我が家では経済的な事情から採用を断念しましたが、居間や寝室だけでも付けておけばよかったと後悔しています。

    これもこれからの住宅建築に生かすべき課題ですね。

  • ルナパークで1号 より:

    Unknown
    秋の見学会ではお世話になりました。
    あの後から、読ませていただいていました。

    我が家は築15年半、16回目の冬を過ごしていますが、とても快適で、憂鬱だった以前の冬と違い、家の中にいる限りはとても楽しい冬です。
    たぶん我が家の方が断熱材についてはグレードが低いと思われますが、伊那の大工さんの感想と全く同じであります。
    また、北にあるお風呂の窓も、裏のデッキ部分をきちんと囲ってから、まったく結露がありません。我が家での結露は、北向き屋根の天窓の縁にわずかに付く程度です。
    お風呂から出ても、寝室に行っても、同じ暖かさだというのは、本当に快適ですね!
    この良さを、お仲間の皆さんで是非、広めてくださいね!

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住んで暮らしてはじめてわかること 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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