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太陽の恵み

  カテゴリー:自然観察  タグ:


例年秋から冬にかけてのこの時期、畑の片付けに始まり、タイヤ交換、ハウスや家の雪対策など、長く寒い季節への準備に追われます。
今年はそれに加え、引っ越しが加わったため、すべてやりかけ中途半端な状態で家の周りはトッ散らかっています。

そんな忙しい最中、家人から「家の前にあるスギの木が陽射しを遮る」との文句が。
夏の間は隣家との間の目隠しと日射を遮る役割を果たしてきてくれた樹ですが、確かに冬場になると、それによって貴重な冬の陽射しを遮ることになってしまいます(常緑樹ですので、なおさら)。

いつか必要になった時に伐ればいいと、あえて2本伐り残して置いた杉ですが、思案の末伐採することに。
胸高直径にして30~40cmほどのモノですが、イザ倒してみれば樹齢は50年超。
以前伐採したコナラとほぼ同程度の年数育ってきたということになります。
ここは村はずれにある雑木林ですので、多分薪炭林としての役割を担ってきたのだとと思いますが、いわゆる「エネルギー革命」によって、その必要性がなくなり、放置されてきてしまったのでしょう。

それが半世紀以上経った現在、材料、燃料としての価値が見直され、また再び利用される。
そうバイオマスエネルギーは太陽光がある限り無限なのです。

実際に使えるようになるには、もう半年ほどは乾燥させねばなりませんが、よく考えればそれも太陽の力のなせる技。

そのエネルギーがちょうどバランスよく届いているために成り立っている地球。
この奇跡にもっと我々は感謝しなければならないのでしょうね。

                 
                 

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太陽の恵み 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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