残念
カテゴリー:自然観察 タグ:
日課になっている早朝ジョギングの楽しみの一つに星空観察があります。
これからの季節は寒く凍えるような日が多くなってきますが、そんな日こそ降り注ぐような星空を満喫できるのです。
そして、今年はこれまで見たこともないような彗星が出現するとの情報に年の初めから心躍らせておりました。
が、先日ながれてきたニュースは
「アイソン彗星消滅」!?という衝撃的なもの。
あまりに太陽の近くを通り過ぎたため崩壊、蒸発してしまったとのNASAの発表。
宇宙飛行士の野口さんのコメントではありませんが、まるで「イカロスの翼」を彷彿させるごとき結末。
残念。
ほんとうに残念でなりません。
大彗星になり得るためには、こうしたギリギリの軌道を描く必要があり、ほんの少しの差でこうした可能性は十分にあったと解説されていました。
多くの天文事象が秒単位で予測され、その結果をなぞることがほとんどという中にあって、この様に最後の最後まで予測不能、それこそが彗星の魅力なのかもしれません。
それでも、もしかしたらという思いをこめて明け方の東の空を眺めていましたが、目に入ってきたのは朝日のシルエットに浮かぶ南アルプスの山並みでした・・・これもまた良し。
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