建築工房 富澤

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おかげさまで

  カテゴリー:駒ヶ根市 S邸  タグ:


気がつけば二週間近くブログの更新をサボっていました(連日朝5時から夜9時までアタフタしていましたので、その余裕がまったくありませんでした)。

材料の運搬を始めたのが7/18(水)。
建て方開始が7/23(月)。
そして昨日7/26(木)にようやく屋根がまとまりました。

それまでは一人でこなしていた仕事が、連日2~5人頼んでの作業。
一気に、こなすべき仕事量が増え、いっぱい一杯の毎日でしたが、皆の協力があって、ようやくここまで形になりました。

いつもは一人ひとり独立して仕事をしている仲間がこうして集まってくれる。
巷では偽装請負などいいように大企業に利用されている感のある個人仕事請負の形態ですが、我々職人の世界では以前より当たり前のこと。
皆が独立して仕事をしていることに誇りを持っています。

普段は少人数でこなせるだけの仕事に従事しながら、こうして一気に人手が必要な際は都合を付け合って、協力しあう。
昔ながらの「結い」がいまだに続いている世界なのです。

しかしそれは決して旧態依然あるいは偽装などと批判されるようなものでなく、むしろ仕事に誇りを持ってこなすためには必要不可欠な形態なのではないか、こうして形になった仕事を見てその思いは確信になっています。

いずれにしてもこの猛暑の中、文句ひとつ言わず協力してくれた仲間たち、本当にありがとうございました。

               

これまでのコメント

  • 伊那の大工(管理人) より:

    開き直り
    皆、同じような境遇の下でやっているだけに、お互いの気持ちが分かり合えるのかもしれません。

    世の中のサラリーマンと呼ばれている人々もそのような意識になると、仕事の効率面など、だいぶ改善されていくような気がするのですが・・・。

    まあ今更そうした立場になれそうもない自分は、もうこの道を突き進むしかないのですがね。

    今日も炎天下での仕事が待っています。
    お互いに踏ん張りましょう!

  • 青年K より:

    お疲れ様です
    素敵な家ですね。個人請負の仕事形態に関する考え方フムフムと読ませて頂きました。私も誇りを持って仕事に取り組んでいきたいものだと背中を押して頂きました。お互い頑張りましょう。

  • 伊那の大工(管理人) より:

    Unknown
    いやいやお世話になりました。
    あの豪雨の中での運搬、足場組があってこその建前でしたから(とても精密な仕事をしている木工職人には見えなかった・・・)。

    ここのところの暑さは尋常ではありません。
    持参している二倍に薄めたスポーツドリンクも一日で2~3L飲み干してしまうほど。
    それでもほとんどトイレに行かぬのだからよっぽどなのでしょう。

    そう気がつけば自分も立派な(?)中年。
    くれぐれも気をつけましょうなお互いに。

  • 中高年の熱中症注意
    写真で見ると大きいな。

    このところの暑さはキツいな。今、長谷に居るんだが。
    雨も厄介だけど、暑さも大変だ。

    中高年、大事なことだから繰り返して言うけど、中高年の熱中症にはくれぐれも
    注意だ。
    日焼けにも注意だ。

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おかげさまで 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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