自動車税重課に怒る
カテゴリー:日記 タグ:
久しぶりのお湿りでした。
現場に群生するチゴユリもやはり雨の日の方が生き生きとして見えます。
ところで、我が家にある車は計3台。
そのいずれもが新車登録から15年以上過ぎ、15万、13万、12万kmの走行距離に達しています。
あちこちにそれなりの年式は感じさせるものにはなっていますが、致命的なトラブルもなく、元気に毎日走っています(田舎ではそれこそ下駄がわりです)。
まだまだ現役で頑張ってもらわなければならない連中なのですが、先日届いた自動車税納入通知書にはカチンときてしまいました。
「環境負荷の大きい車への重課(増税ということですね)」
新車登録から11年以上経過しているディーゼル車および13年以上経過しているガソリン車は自動車税を10%割増すというもの。
一方、H21年度登録のいわゆる「エコカー」というやつは50%あるいは25%の減税という優遇措置。
我が家の車のうち軽トラを除く(軽自動車は対象外)2台は当然のことながら前者に相当し、増税ということになってしまいました。
しかしこれは、もし本当に「エコ」という観点から考えたらおかしな話ですよね。
ハイブリッドだかなんだか知らないけど、それこそ化石エネルギーを大量に投入して新たな車を作り出しておきながら、そんなところには目をつぶり燃費の良さばかり強調される。
一方、少しばかり燃費が悪い事を理由に「地球温暖化防止に逆行している」などという難クセをつけられ、その廃棄が歓迎される。それを処分する時にかかる環境への負荷などという話は多く語られずに。
ほとんどの方はもうご存じでしょうが、この政策は「エコ」に名を借りた「経済活性化対策」の一手段なのです。
ならば正々堂々とそう宣言すればいい。
「国は経済活性化のために、大量消費廃棄社会を歓迎する」と。
しかしその勇気がないばかりに「エコ」だの「環境」だの耳触りの良い言葉ばかり並べ立てホンネを隠そうとする。
潔くありません。男らしくありません(別に男でなくてもいいのですが)。
古いものを修理しながら使い続けるような者は疎まれる世の中のようなのですが、かつての様な大量消費型社会が今後復活するとは到底思えません。
しかし、心の奥底のどこかにそれを期待するものがあるから、こんな「エセ」な政策を掲げ「魔女狩り」のように悪者を仕立てあげるような方法をとるのかもしれません。
幸か不幸か経済的な事情が我が身に大量消費生活を許すことはありませんでしたし、これでそんな事に屈したくないという大義名分(?)もできました。
胸を張って古き良き愛車達を今後も乗り続けていきたいと思います。
これまでのコメント
理解不能
特別意識して古い車を乗り続けてきたわけではなく、単に経済的な理由からそうならざるを得なかった貧乏人に、まだ課税しようとする(新しい車にたいして魅力を感じないともいえるが)。
どう考えてもおかしい。
少なくとも税金が上がるのは理解できない。
この怒りどこへぶつけていいものやら・・・
略語が良くない
ああ、その通りだ!
エコポイント、エコ替え、エコ減税…、これらの「エコ」は実際にはすべて「エコノミー」の略だ。
そもそもエコロジーもエコノミーも語源は同じわけだし。
その肝心なところが曖昧なのは、経済重視でエコエコ言っている連中の罪悪感をかなり軽減しているに違いない。
本気で「エコ~」とやらを信じている消費者がいるようで、それも問題だな。
コメントする