春の香りは良いけれど・・・
春になって街角より様々な香りが漂いはじめました。
ジョギング中に嗅ぐあの角の家の庭先からは沈丁花が、江戸川の土手からは満開の菜の花が、そして雨降りの朝には春の雨の匂いが・・・。
そんなモノたちからわき立つ香りは良いのですが、閉口している匂いもあるのです。
あの洗濯洗剤(柔軟剤?)の匂いです。
部屋干しの匂いからの開放!(?)などと謳っているあの匂いは、はっきりいって香害(?!)です。
我が家では洗濯石鹸を使用しておりそういったものとは無縁でしたのでさほど気にはとめていなかったのですが、現在の工事をするにあたって、実家に滞在し、その洗礼を受けてしまいました。衣類に始まり、タオル、布団カバーありとあらゆるものからきつい匂いがしてきます。居候の身分ですから始めのうちは我慢していましたが、原因不明の肌荒れなどが止まらなくなり、ついに先日申し訳ないけど自分のものは別々に洗いますと宣言するに至りました(居候なのだから当然といえば当然!寝食を提供してもらっている身でワガママな物言いであることは百も承知で)。
テレビCMなどをみていると、最近やけに香りを意識したそれが多いように感じます。たしかに他人の汗臭い匂いを至近距離で嗅がされるのには閉口しますが、それ以上に化学合成された人工香料のクラクラするような匂いは耐え難いものがあります。しかしこれだけそんな匂いが世の中に広く出回っているということは、我が実家の住人も含め、多くの人がこの匂いを「良し」としているということなのでしょうか?
少なくとも私はこれならば、部屋干しの生乾きの匂いや、人間の体臭の方がまだましと思えるのですが・・・、それは加齢臭の漂い始めた中年オヤジの戯言なのでしょうか。
コメントする