西駒ラン
現場の仕上りのメドが立ってきましたので、今朝は西駒(厳密には将棊頭山)まで早朝ランに出かけてきました。
登山口の「桂小場」出発が4:00AM。
すでに駐車場は10台以上の車が待機している状態。
いくらか空が白み始めたころを見計らって出発。
私は「信大ルート」を選択しました。
ところが・・・
途中、登山道は沢が荒れ寸断されていて、懐中電灯程度の明かりではよくわかりません。
ともかく沢のなかを詰め前へ進みます。
すると巨大な砂防堰堤のところで声をかけてくる登山者が。
聞けば昨日このルートを下ってきたものの、最後道に迷い、タイムアウト。
警察に救助要請をして、昨晩はここでビバーグしたとのこと。
食料は持っていらっしゃるようでしたので、あと少しで登山口まで辿り着けることを伝え別れました。
(ご本人は救助の到着を待つと言っておられましたが・・・)
この「信大ルート」。
確かに荒れてはいますが、ポイントとなる箇所に小屋などがあり、そこさえ見落とさなければ迷うことはありません。
沢から尾根に取りつくところにあるのがこちらの小屋になります(名前を失念してしましました。どなたか教えてください)。
30年以上前の学生時代、ここで友人と一晩明かしたこともあったかな、などと思い出していました。
それにしてもこの小屋、あれだけ小黒川が荒れていても流されず建っています。
大きな岩の上という立地を選んだ先人の知恵に感心するほかありません。
さて、そこからはひたすら急な尾根の上り。
しかしこの急さゆえ、西駒への最短コースともなっています。
桂小場からの道に合流してからはあと一登り。
桂小場~西駒山荘 2.5hの道のりでした。
この夏は新型コロナウイルスの影響で、山荘の営業はとりやめ、石室も使えずとのことでしたが・・・
実は冬季同様、窓のサッシは施錠されていませんので、非常時には使用可能になっています(情報をオープンにしていいのか、ためらいましたが、もしもの時の備えとしてご承知おきください)。
左から伊那前岳、宝剣、木曽駒ケ岳
左から麦草岳、御岳
左から甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、塩見岳
左から御岳、乗鞍、槍穂高
早起きは三文の得。ガスの上昇よりわずかに早く到達できたため、360°の大パノラマが満喫できました。
やはり3,000m近い高山は格別です。
イワカガミ
ゴゼンタチバナ
ギンリョウソウ
帰路は今が盛りの高山植物を愛でながら桂小場一般ルート。
山頂より1.5hの行程でした。
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