侵入者
街場のしかも交通量の多い県道沿いの現在の現場。
しかし、毎晩のように何者かが侵入している気配があるのです。
遺留物のひとつはこの足跡。このようにコンクリート上にはっきりと残っています(ここでは5本指であるというのがポイントです)。
そして今朝の一品はこれ(お食事中の方には失礼します)。
残置された場所が屋根の上の天窓脇であるという点(足場を登らねば到達できない)と、未消化物に食物のタネが多数残っていること、ここがポイントになります。
当初はネコやタヌキを疑っておりましたが、そのいずれも5本指の足跡は残さぬこと、そして屋根上まで登れること(タヌキは無理)、植物性の食性(ネコではない)などから推察するに、どうやらハクビシンではなかろうかと睨んでおります。
元々屋敷の中に所狭しと果樹(ビワ、ミカン、イチジク、カキ、ザクロ)が繁っていたところでしたので、彼らにとっては絶好のエサ場のひとつだったのでしょう。
それがこうしてきれいさっぱりなくなってしまったものですから、面食らっているのはむしろ彼らの方かもしれません(屋根の上に残された残置物は腹いせかも?)。
急激な都市化が進んでいる新興住宅地でもこうしてしぶとくその中に適応し生き抜いている野生。
今朝のような残置物は少々ご遠慮願いたいところですが、夜な夜な彼らが現れている姿を想像し、どこかでニンマリしている自分がいるのも事実です。
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