とんだ拾い物
刻みの応援に頼んでいる仲間の大工がとんだ拾い物をしてきてくれました。
「いや~一度は通り過ぎたんだけどね、でも動けないでいるコイツをどうしても見逃すわけにはいかなくて・・・」
どうやら道で車に接触し、羽根や足を傷め飛べなくなってしまったらしいのです。
野鳥の専門家などにいわせると、やはりそれも運命だからそのまま路傍に放置し、他の野生生物の糧とすべしとのこと。
確かにそうかもしれません。
が、この瞳と目が合ってしまうと、とてもそう割り切るわけにはいかず、とりあえずエサや水を飲み食いできる力がある間だけでも面倒をみるかということに。
基本的に夜は仲間の大工が家に連れ帰っているのですが、共働きのため日中はこうして作業場につれてきて様子をみています。
状態はけっしてよくなっているとはいえませんが、巣立ちの季節のこの時期、それがうまくいかず、見つけてしまった人たちが、獣医さんに持ち込む人が多く、ほとんどのところで野鳥はお断りされているとのこと。
よって治療する術を持たぬ我々は、こうして最低限の介助をしていくしか方法はないのです。
とりあえず、いまのところ積極的に飲み食いはしてくれていますので、そこに一縷の望みを託しています。
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