「パーン　バタバタバタッ　キューッ！」

夜が白み始めた高速道路、眠気を一気に吹き飛ばす大きな音、そしてゴムの溶ける匂い。

あと100ｍほどで笹子トンネルの入口という場所でのできごと。

瞬間に頭の中は車の様子を想像します。

音からしてタイヤのバースト。そして場所は先日スペアタイヤに交換した箇所・・・まずは車を安全な場所に止めねば・・・

幸いトンネル入口の駐車スペースは広く、なんとかそこに車をもぐりこませることに成功しました。

果たして外に出て見てみると・・・

想像のとおりタイヤのバーストでした。

しかも表面のゴムは剥がれスチールワイヤーが露出し、タイヤが裂けています。

多分、古いスペアタイヤが熱を持ち、ヒビ割れからゴムが分離、バーストとなったものと思われます（後から車屋さんに見てもらったところも同じ見解でした）。

古いタイヤのバーストの話は聞いてはいましたが、もう少し前兆現象などがあるのではないかとタカをくくっていた自分が甘かったようです。

これだけ高温になる日中、高速走行、積載過多・・・バーストの条件は揃っていたともいえます。

それにしても今回トンネル手前で起きてくれたのは、ホント不幸中の幸いといえるでしょう。

もしトンネル内で起きていたら・・・想像するだけで背筋が寒くなります。

あと数回通えば千葉の工事も完了。

そんなチョッと気が緩んできた自分を戒める「ふーっ」と思わず声がでてしまう出来事でした。