エンジンは永遠に
引退するという大工さんより譲り受けた道具の中に、チェンソーがありました。
なんでもしばらく使っていないうちに調子が悪くなってしまったとのこと。
こちらもダメもとで引き取ってきたのですが、圧縮もしっかりあるし、プラグもほぼ新品。
エアクリーナ付近をバラシひと通り掃除して、スターターコイルを引くこと数十回。
やっぱりダメかと諦めかけた頃に、ボボッという初爆音。
おちつけ落ち着けと言い聞かせながら、チョークを戻し再度コイルを引くと「ブルルーン」とエンジン始動、果たして何年の眠りについていたかわかりませんが、ようやく目を覚ましてくれた・・・そんな瞬間でした。
世の中の趨勢は軽くお手軽なバッテリー駆動。
エンジンはそう遠くない将来、過去の遺物となってしまうのかもしれません。
しかし、この生き物のように手のかかるモノだからこそ、それをコントロールできた時の喜びといったらありません。
私にとってこれに勝るツールはそうそうに考えられず、この世にエンジン動力が存在する限り付き合っていきたいと思える永遠の相棒です。
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