夕餉の頃の里の匂い
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日暮れの時刻がだいぶ遅くなってきました。
工場での下拵え作業に疲れ、ふと息抜きがてら外に出ると、様々な匂いが漂っているのに気づきます。
まずは夕餉の香り。
あ、おとなりはカレーだな。おっ我が家は肉じゃがか?・・・
それに混ざって風呂焚きの薪の匂い。
これも慣れてくるとほぼ樹種が特定できます。
おっ我が家は「サクラ」おごったねえ(広葉樹は貴重です)、お隣は定番の「カラマツ」だな、下の家はウン「スギ」だ。
毎日の事ですので、冬も匂っていたはずなのですが、寒さでそんな余裕がなかったのかもしれません。
こうして暖かくなってくると、そんな香りを嗅げるゆとりがでてくるのでしょうか。
冬はそれこそ生きていくのに精一杯(大げさな!)だったのが、春を迎えゆったりとした気持ちで様々なことが受け留められる。
展望のなかなか見えぬ未来ですが、なんとかなるだろう、なんとかなるさ、そんな楽観的な見方にもなれる季節です(現実逃避とも言う・・・)。
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