お宅拝見
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「木取り」のために材木をひっくり返していたところ、その裏側から写真の様なものを発見。
調べてみると、狩りバチの一種である「ベッコウバチ」あるいは「ヒメベッコウ」の巣ではないかということがわかりました。
普段ならそのまま、ほかっておいてしまうところなのですが、つい興味の虫が湧き始め、中を少しだけ覗かしてもらうことにしました。
カッターナイフで巣を割ってみると、表面の泥の下には繊維状の膜があり少しくらいの衝撃では壊れぬ柔軟で丈夫な構造になっています。まゆの上に泥がついているといった感じです。
そして中には黄色の幼虫が。
その横には、何やら虫らしきものの残骸が。
調べてみると、幼虫は親の運んできたクモ一匹でここまで成長するとのこと。
たった一匹の獲物でここまで大きくなり羽化できるなんてなんと効率の良い事なのでしょう。
それにしても自然界の動物に備わった能力というのは素晴らしいものです。
誰に教わる訳でもなく、こうして巣を作り、狩りをして、子孫を残していく。
当たり前といってしまえばそれまでですが、ふと冷静に考えてみると、とても真似できぬ能力だと気付かされます。
さて開けてしまった巣。
もう一度、ノリを使ってフタをしておきましたが、果たして無事羽化してくれるか・・・
しばらく見守りたいと思います。
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