夢の跡・・・
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八ヶ岳山麓の現場は小海線のすぐそば。
お施主さんに聞けばこちらの別荘を新築したのは昭和40年頃とのこと(現在は同じ敷地内に二代目が建っています)。
そう私とほぼ同い年になるのですが、当時はまだ皆、自家用車などというものを有しておらず駅から徒歩で別荘まで通っていたそうです。
プロパンガスのボンベも荷馬車で運んできたというのも驚きですが、林道も開いていないような山の中では、その機動性はそれに勝るものはなかったのでしょう。
今ではさすがに乗用車(ただし4WDは必須)くらいは入れる道は開いていますが、それでも雪の季節になってしまえば、除雪もままならぬこちらは再び徒歩での行き来になってしまうこともしばしばあるようです。
不便さは承知で建てた別荘なのでしょうが、そこかしこにもう放置され久しい建物が見られるのは、やはり世代交代も見越した読みが甘かったと見るべきなのか・・・。
それを建てる側である自分にとっても考える事の多い光景です。
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