木工事完成
とりあえず依頼された大工工事は終了しました。
元々、お施主さんがセルフビルド(躯体は大工さん)で手がけられたお宅でしたので、ご自分で施工される内部左官、電気工事などは残っていますが、ほぼ8割方は完成といったところでしょうか。
1月の火災の際は、絶望的な気持ちになられたことでしょう。
当初は、一度更地にして一から建て直すという案もありましたが、やはり自らの手で建てられた家、できる限り使えるものは使うという方針に変更し、焼失した屋根、2F躯体部分のみ造り直すこの形になりました。
解体時、普通はすべて処分してしまう壁、天井板材も大切に保存、きれいに磨き直し再利用しました。
一枚一枚サンダーがけしていただいた奥様の頑張りの賜物です。
私自身、こうした現場に携わらさせていただくのは初めての経験でした。
本格工事に入るまでの屋根の養生、解体の段取り、ない知恵を絞り、想像できるすべての引き出しを引っ張り出しながらの格闘でした。
こうして無事引渡しができる段階にまでなり、文字通り肩の荷がおりる思いです。
Iさん8ヶ月間ご心配おかけいたしました。
あとホンの少しの辛抱です。
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