逡巡
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先日、建物の基礎工事をする上で基準となる丁張(やり方ともいう)をかけてきました。
何もない空き地に杭を打ち、建物の位置や高さを決めるわけなのですが、とりわけそれが傾斜のある山の中であったりすると、考慮しなければならない要素が沢山あり、いつも迷います。
できるだけ元からあった景観は崩したくない・・・が、アプローチは車のことも考慮しなければ・・・・このままだと片方の基礎はとんでもなく高くなってしまい費用の面でもばかにならない・・・などなど
正解はない訳ですから、その時点で考えられる、すべての要素をあげ、最大公約数あるいは一番重視しなければならない点を優先して決定していくのです。
傍から見れば、なんでそんな小さなことにこだわっているのかと思われることも多々あるのでしょうが、なにしろ一度建ててしまえば数十年あるいはもっと長くその地に存在し続けるモノの位置を決めるのですから、ハイここでと簡単にはいかないのです。
今回も何度か杭を打ちなおし、一度丁張板を掛けたあと再度高さ変更をすることになってしまいました。
自分の優柔不断さ加減にも呆れてしまいますが、こんな事が決して特別ではなく、実はしょっちゅうなのです。
さあこれで腹も決まりました。
あとはもう刻みを間に合わせるだけです。
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