昨年秋から依頼され宿題となっていた品をなんとか本日納品できました。
製作したものは地区のお宮（第六天）のノボリを引き上げる支柱のてっぺんにつける腕木（名前をきいたのですが忘れてしまいました）。

（こちらはサンプル画像）

まず頭を悩ましたのが、支柱を受けるための丸穴です。
こちらは深さが500ｍｍあり、なおかつ直径は65ｍｍ。
普通のドリルの刃は存在しないため、まずは15ｍｍのドリル刃で先行して穴を開け、その後それをガイドに座掘り用キリを使って広げていきました。
ただ座掘り用キリで掘れる深さは50ｍｍほど。
そこで以前の記事でも紹介したような延長ロッドを探し出し、それを使って徐々に深く掘り下げていくことに。
とにかく穴を柱に対してまっすぐに開ける必要があるため、担当したO大工は正確に穴を開けるための治具をつくりだして挑戦し、見事成功、無事500ｍｍのまっすぐな穴が開通しました。
その後角の柱を丸く削り出し滑車などを仕込み製作完了。
あとは実際うまくノボリをひきあげることができるか・・・秋のお祭りまで不安は尽きません。