民家採寸
ここのところ民家の採寸に携わる仕事が続いています。
いずれも古民家を購入あるいは実家に住むことになって、そちらを改修したいとの相談を受け、まずは実測調査からということで採寸させていただいています。
燻されつくした小屋裏、真っ暗な床下・・・なかなかに過酷な環境の中での調査になります。
ただこうして採寸すると、いにしえの職人が苦労しながら構造を考え梁組などを決めていった様子が手に取るようにわかり、彼らの思いが伝わってくるようで、しんどいながら自らの引き出しを増やしていく作業だと言い聞かせながらの作業をしています。
耐震、断熱などのことを考えると、新築並みかそれ以上の費用がかかってしまうこともありますので、果たしてどのように改修していったらよいのだろうと頭を悩ますことは多々あり、なんとか末永く使い続けられるような妙案はないだろうかと、起こした図面を前に、う~んと唸る日々が続いています。
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