完成見学会雑感

     2016/09/16

notes3
近所で県内でも有数の木造住宅着工件数を誇る会社の住宅完成見学会があり、それに出かけてきました。
同業者ゆえ、先方も正直なところありがたくはない訪問だったのでしょうが、それでも快く見学させてくれました(感謝しております)。

無垢の木を使いながらけっして野暮ったくはない洗練されたデザイン。
一見シンプルながら実は複雑な納まりにうまく対応した職人の技術。
土地の購入からローンの世話までするお客さんへの対応。

どれも自分には足りないものばかりだと、反省すること、学ぶべきことの多い有意義な見学となりました。

ひるがえって我々のような超零細規模の大工がお施主さんに対してアピールできる点は何なのか。

営業と設計、施工が分離されていないゆえに一体感のある対応。
野暮ったくもあるが木の特性を生かした構造美。
一度たずさわれば、終生対応する覚悟はできているメインテナンス。

どれも、ややもすれば独りよがりなものになってしまう可能性ははらんでいますが、それでも、もしアドバンテージがあるとすればこういった点なのかなと、我が家に帰る道すがら考えていました。

まあ年に数十棟の数をこなす建設会社と、1棟がいいとこの零細大工が同じ土俵であらそうこと自体無理があり比較にもならないのでしょうが・・・

 -建築について思うことつれづれ

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