新建材の行く末

     2016/09/16

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築50年を超える住宅の営繕に入っています。

これくらいの住宅ですと、新築当時そのままということはまずなく、こちらのお宅の場合も、途中、何度かの改装を経ていることがうかがえます。

ベースになっている外壁は、赤松の下見板なのですが、その上には、多分昭和40年代の頃から流行り始めたであろう、紙を圧縮し表面を塗装した外壁材(いわゆるサイディングのはしり)が、張られていました。

多分、張り上げた当時は、流行の最先端(?)をいく素材で、時代を象徴するものだったのでしょうが、40年近く経った現在では、だいぶ疲れが見え、失礼ながら決して見映えのするものとは言えなくなっていました。
一方、元々張られていた、松の下見板。年月によるそれなりの風化は見られたものの、それがかえって、良い味を醸し出し、魅力的なものになっていました。

当初は、予算なども考慮し、金属サイディングに張り替える予定だったのですが、この姿を見て、お施主さんにも了解してもらった上で、急遽、唐松の無垢板の外壁に変更させていただきました。
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 -建築について思うことつれづれ

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