建材の寿命

     2016/09/16

notes22
浴室改修工事に入っている現場では、土台の交換のため床下にもぐることになりました。
築25年の住宅ですが、ちょうどこの頃から、各種の断熱材が入り始めたようです。
こちらのお宅には壁にはグラスウール、床には発泡スチロール系の「ミラフォーム」が使われていました。

どちらもとりあえず形状は維持していましたが、多分性能はだいぶ落ちているだろうと想像させられる劣化状態でした。
グラスウールはともかく、発泡スチロール系のものまでも、表面が粉状になってしまっていっているのには驚きました。
床下でこんな状態なのですから、屋根に使ったものなどの劣化はより深刻でしょう。
果たしてその耐久性を、メーカーはどの程度保証しているものなのでしょうか。

施工性などを考え、これまで同じような建材を使ってきた私ですが、こういった現実をみるとあらためて考え直さざるを得なくなります。

昔から使われている土や木といった素材は、数値だけで見ると確かに現在の建材にはかないません。施工コストもどうしても余分にかかってしまいます。
しかし、長い間の経年変化については、もうすでに検証済みといえるでしょう。
もし住宅を50年100年といったスパンで考えていくとしたら、その性能だけをみてもどこかで逆転することが十分想像できます。
また、それが廃棄物になった時の負荷については言わずものがなでしょう。

巷では超長期住宅が話題になっています。
その省エネ性能などが厳しく審査されるようですが、果たして経年変化まで考慮しているのだろうか。
処分コストまで考えているのだろうか。
実はきわめて目先だけの、経済効果を期待しての政策なのではないだろうか。
そう疑いの目をもって見る必要がどうもあるのではないだろうか。

天の邪鬼な私はそう斜に構えてみています。

写真はこれまた関係なく、先日家の裏に現れたカモシカ。
これにやられると野菜は全滅です。
さて秋野菜の運命はいかに。

 -建築について思うことつれづれ

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