建築工房 富澤

大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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現在施工中の伊那市F様邸。

天井断熱および天井板張りに取り掛かっています。

今回の断熱は50mm厚の発泡ポリスチレン系(商品名:スタイロエース)と120mm厚のポリエステル綿(商品名:パーフェクトバリア)を併用する念入りなものなのですが、この断熱材と天井板の間にはさらに気密・防湿のために0.15mm厚のポリエチレンシートが貼られています。

これは天井面だけでなく壁も同様に処理します、つまり建物の室内側はスッポリとポリエチレンシートで覆われていることになります。

現在の高気密・高断熱を謳った住宅であれば、至極当たり前の仕様なのですが、これまで土壁や無垢板を主材料として扱ってきた私にはとても抵抗のあるものでした。

息苦しくはなりはしないか・・・むしろ結露を引き起こすのではない・・・等など。

 

しかし数年前に施工した住宅で屋根面結露が発生し、その対策に頭を悩ませた経験から、中途半端な仕様はむしろ逆効果ではないかとの思いに至っています。

 

最近施工している住宅のそのほとんどに薪ストーブが入っており、冬季でも室温は30°C(天井面付近)近く。

外気温は-10℃以下になりますのでその温度差は40℃。

ここに室内側から水蒸気が供給されれば・・・結露の条件はすべて揃ってしまいます。

 

昔ながらに暖房はコタツのみ、天井は室外と同温度に冷やされ、風も吹き抜ける(私が17年間暮らした民家がそれでした)、であればそんな心配はいらないのでしょうが、現実的にそんな依頼は皆無です。

 

無垢板の裏にビニールシートか・・・そんな光景に違和感を抱きつつも、中途半端な勘だけに頼って、結露を引き起こすような欠陥住宅をつくりだすわけにはいかず、現状ベストと思われる方法を探る日々が続きます。

 

 

 

 

 -ブログ, 仕事, 伊那市F邸

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