かまど見学
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この冬一番の寒さ(伊那の観測地点で-13.6℃)だった昨日、知り合いの豆腐屋さんが、工場を移転するのを機に、かまどを新築したということで、見学させていただくことになりました。
場所は伊那市高遠町三義。
旧三義村の農協事務所の建物を改装して豆腐工場兼店舗にしている最中です。
店主はまだ31歳。
伊那の食品会社のサラリーマンから転身し、この山深い地に移り住み、奥さんと共に4人の子育てをしながら奮闘中です(詳しくはこちら)。
当初、借りていた元々豆腐作りをしていた作業場は、諸事情により返却せざるを得なくなり、こうして新たな場所を借り、設備を含めすべて一新し再スタートする決意をしたとのこと。
なかでも目玉は新しくした「かまど」。
揚げ物系用の角型のものと、大豆を煮る昔ながらの丸型のもの二つがあります。
こちらを作った左官さんもまだ31歳。
当然のことながら「かまど」作りの経験などなく、当初は断っていたようなのですが、
多分、好奇心の方が勝ったのでしょう、方々のかまどや実際に造っているところなどを店主と共に見学に行き、見よう見まねでこれだけのモノを完成させてしまったのです。
聞けば、普段の仕事でも、五右衛門風呂を作ることが多々あり、その技術もだいぶ応用できたとのこと。
レンガを芯に据え、内側を土で仕上げたそれは、外部に熱をほとんど伝えぬ蓄熱性があり、煙の引きも抜群で、すこぶる具合がいいと、店主はお気に入りの様子でした。
2/8(火)には本格的に営業再開。
美味しい豆腐を以前よりいただいておりましたが、また新たな商品も加わって更に楽しみも増えそうです。
若い職人達の新たな挑戦に刺激をいただき、自分の仕事にも意欲が湧いてきた見学になりました。
「まめや」さんどうもありがとうございました!
これまでのコメント
おめでとうございます
無事辿りついていただけたようで何よりです。
作業場やお店開店の準備で、あわただしい日々が続くと思いますが、どうかご無理をなさらずに・・・
そう長距離障害物競走ですから。
Unknown
わーい。来られました!
たくさん記事にしていただき、ありがとうございます。私達の軌跡がうまくまとまっていて、なるほど~と私自身も再確認・・。こうやって応援してもらえると、本当に元気がでます。
また来て下さいね。
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