人の振り見て・・・
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13日火曜日から通い出した山梨の現場は以前の屋根を取り外し新たな屋根に乗せ換えるメドが立ってきました。
元々の屋根は1寸勾配という緩い傾斜の上に、葺いてある材料がスレート。加えて天窓や煙突といった開口部もある極めてシビアな状況。
お施主さんによれば新築当初から雨漏りしていたとの話。
今、こうして見ればよくこの勾配で、この屋根材を選択したなと思えますが、施工の状況をみると、幾重にも防水紙を張り合わせるなど、工夫の跡は十分にうかがえます。
多分、設計者の意図の中では、この勾配と素材は外すことができなかったのでしょう。
そうした失敗を批判することはたやすいですが、いざ自分を振り返ってみた時に、そうしたことがまったく無かったといえるかどうか・・・けっして自信はありません。
お施主さんの希望もあって、今回もこの勾配と、天窓、煙突などの開口部はそのままに、屋根素材や葺き方を変更しての施工になります。
色々な事態を想定すると(大雪等)、絶対安全とは言い切れませんが、こまめなメインテナンスをお施主さんにお任せし、こちらも常に様子を見続けていくことが前提での施工です。
どうか雨漏りしませんように!
屋根も完成しあたりを見回す余裕がでてきたので・・・
そうこちらは八ヶ岳、南アルプス、そして富士山を望むことのできる最高のロケーションなのでした。
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