明日に備えて
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研ぎ物に関して、決して偉そうな口をたたける程の技量は持ち合わせてはいませんが、ほぼ毎日使う刃物ですから休日の夕方はできる限り明日からの仕事に備え研ぎ物をするように心がけています。
砥石に向き合う時、ザワついた気持ちの時はまずうまくいきません。
手先、刃物、砥石の感覚が一体化するようになるま心落ち着ける必要があるのです。
直前まで草刈り作業などしていて汗だくの時など、服を着替えて向き合うことなどシバシバです。
荒砥に始まり中砥、仕上砥と研ぎ進めていくうち汗も引き意識は手先に集中していきます。
最後の刃返りを取り、自分なりには納得のいく仕上りとした時の刃物のにぶい輝きは、たとえ名品でなくとも見とれてしまうものがあります。
本当でしたら毎日のようにこうして向き合う必要があるのでしょうが、なかなかその時間の確保は難しいのが現実。
ですので一週間に一度、こうして刃物と砥石を通じ、自分を見詰め直すことができるこの作業ははとても貴重な時間でもあるのです。
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