すぐれモノ
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これまで施工させていただいたお宅にも2台続けて設置してきたこの「ウッドボイラー」。
実際に使いだしてみて、その使い勝手と能力の高さをあらためて確認することになりました。
まずは、どんなものでも気を使わずに燃やせること。
薪ストーブの燃料の場合、その乾燥具合などはシビアになりますが、こちらは少々湿っていようが、とにかく火さえ点けばOK。
点火時だけ気をつければ、あとはたいていのものが燃料となります(塩ビやプラスチック類は御法度ですが)。
むしろ一晩越して朝まで火種を残したい時などは、湿った薪の方がかえって手間いらずになるくらいです。
これでしたら、近所の山のボサや枯れ枝が十分燃料になり、ズボラなキリギリス性格の人間にとって、なによりの使い勝手になります。
また、シンプルな構造ながら、お湯を温める能力の高さにも感心しています。
我が家は220Lの容量のものを使用していますが、一度60~70℃程度に温度を上げてしまえば、その中に仕込んだパイプを通ってきた水はほぼそれと同じ温度になって出てきてくれます。
そのままでは熱すぎるので、ミキシングバルブを使って水と混合し、各蛇口に送っていますが、念のために入れてある灯油ボイラーは稼働の機会がありません。
(灯油ボイラーはお風呂の追い炊きが唯一の働き場になります)。
少々高い初期投資(本体価格約50万円)がネックになりますが、それとて太陽光発電ほとではなく、現在の70~80円/Lの灯油価格から試算するとほぼ5~6年でペイできることになります(薪確保の労力は別途ですが・・・)。
いままでのユーザーの話ですとその耐久性は20~25年以上とのことですので、十分回収は可能でしょう。
それもこれも薪という燃料が容易に手に入れられる環境だからなせる技。
都会優先のエネルギー政策のゆがみが露呈し、電力不足が懸念されるこの冬、田舎ならではのアドバンテージを堪能し、独りほくそ笑みたいと思います(笑)。
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