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薪ストーブ経過報告

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我が家の薪ストーブ歴はかれこれ25年になります。

一代目は本来は石炭を燃やすためのダルマストーブ
値段の安さの割にはしっかりとした造り。そして製作メーカー(我が家のモノは「SANKYO」ブランド)もしっかりとしているのか消耗パーツ(ロストル等)などの供給体制もばっちりで安心して使えましたが、なにしろ本来は石炭のためのもの。
長い薪が入らず、長時間の燃焼させることができないという欠点がありました。

二代目は伊那技術専門校溶接科に通っていた知人に作製してもらった鉄板ストーブ。
これは17年近く使っていますが、いまだ現役。
前述のダルマの欠点を克服すべく長い薪もくべられるように造ってもらいましたので(900mmの奥行)、だいぶ長時間燃焼が可能になりました。
しかし、一晩あけても「熾き」が残っているような燃やし方ができるほどの気密性はなく、そうした燃焼はあこがれでした。

そして現行の三代目(ベルギーのDOVRE社製)。
なにかお高くとまっている雰囲気から敬遠してきた輸入ストーブですが、やはりその気密性や煙の取り回しなどには一日の長があります。
上記の二台にはできなかった一晩燃焼ができますし、炎の調節も空気取り入れ口の開閉具合で容易に可能です。
難があるとすれば点火時。冷え切って上昇気流が発生しずらい状況下では、その煙の取り回しの複雑さがアダとなり逆流が起こります。特に台所換気扇を回している様な時は要注意。家の中が巨大な煙道と化してしまいます(空気取り入れ口も部屋にはあるのですが足りませんでした)。
窓を少し開ける、換気扇は止めるなどによってこの問題は解決はするのですが、なにしろ気密性のある家に住んだことがなかっただけに、これは驚きでした。

それでも一年のうちで一番寒いこの時期をこのストーブで乗り切れそうですので(こたつもありますが、これはこれで心地がいいので必須品)、まずは及第といったところでしょうか。
この前で一杯やりながら一晩過ごすというのが憧れなのですが、いまだそんな余裕はなく、飯食ってバタンキューの日々だけというのが残念な現実です。

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薪ストーブ経過報告 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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