反省
昨日、4/29に予定されている地元公民館主催マラソン大会の説明会に出席してきました。
元々、私は大会に参加するだけの一(いち)ランナーでしかなかったのですが、地元ということもありここ数年は実行委員も兼ねた立場でその運営にも携わってきました。
昨日の会までに今年も数回実行委会を開き、規模を縮小、参加は地元在住の小中学生の希望者のみ(普段は広く一般にも開放)として今年(昨年は中止)は開催の方針で進めてきました。
そして開いた昨日の会。
心のどこかで本当に開くことができるのだろうかとは思いながら、当日の運営に携わっていただく地域の方々への説明(主催の公民館主事さん)を聞いていました。
ひとしきり当日の個々の動きなどの説明が終わった後、参加者の中から「果たしてコロナウイルスの広がりが拡大しているこの状況で、それを防ぐだけの対応ができているのか」という疑問が投げかけられました。
ハッとしました。
我々運営側は、まずは開くことを前提に「規模縮小」「密の回避」程度の形式的な対策を掲げそれで乗り切るくらいの安易な考えでいました。
実際、その程度の対策で乗り切ってしまってきたイベントもあったのでしょうが、現下の感染拡大の状況はそんな甘いものではなく、特に上記の発言をしてくださった方は、会社、組織ぐるみでその防御策を練った上で日々の行動をしているとのこと。
そう我々が開こうとしているイベントは小さなコミニュティとはいえ学校ぐるみのもの。子供たちのバックにはそれぞれの家族が控え、もしそこから感染が広がってしまえば地域全体にまで影響を及ぼす恐れもあるわけです。
そこまでの配慮があったかと問われれば、残念ながらとても大丈夫ですとはいえません。そしてその準備が当日までにできるのか・・・やはりそれはとても高いハードルです。
昨日の会ではその開催の是非までの結論には至りませんでしたが、状況はとても厳しいと言わざるを得ないでしょう。
と、昨日の顛末を反芻しながら思っていたのは、規模こそ全く違えど、今、取り沙汰されているオリ・パラもまったく同じ構図なのではないのかということ。
FBの記事の中で、私はそれを批判する立場でいたつもりでしたが、実はイベントを主催し、様々な事態に配慮しなければならない側でもあったのです。
声高にそれを批判するのはとてもたやすいことですが、いざ自分が逆の立場になったら・・・。
我々のケース場合は金銭などは絡んでいませんから、判断は素早くできますが、これがそうでないとしたらやはり決断は鈍るものなのでしょう。
それでもです、この状況下、強行開催のリターンとリスクを冷静に比較した場合、とてもリターンが上回るとは思えません。
もう残された時間はわずか、決断が迫られています(自戒をこめて)。
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