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続・続・続 日本海へそそぐ水を太平洋に移し替える水路工事のお手伝い

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3年ほど前に木曽 奈良井川の水を伊那側に引いてくる際、検量をするための水枡工事に携わりました。
今回はその落とした水と同量の水を引くための伊那側検量用水枡の工事になります(正確に記すならば、伊那側にもってきた水を伊那市西箕輪 中条上戸地区の用水へ引水する量を計量するための水枡)。
幅(4尺5寸)、深さ(3寸5分)、勾配(1/1,000)は木曽側と全く同寸ながら、なぜか長さのみこちらは36尺(木曽側は33尺)となっています。
もっともどちらも検量の際はピンポン玉のようなものを流して流速を計り単位時間当たりの流量を計算していますので、長さが違っていても問題はないわけです。
構造も基本的には一緒。
コンクリートや石で作られた基礎の上に、木製の長い廊下状の樋を据えるというもの。
今の時代でしたら、コンクリートで正確に作ることも可能かと思いますが、明治期(明治9年完成)の土木技術の中では石積みと木造の組み合わせが一番精度の高いものだったのでしょう。
現在もこうした形状を踏襲して造り続けているというのは驚きでもあるのですが、ある意味生きた文化遺産ともいえます。
次回の更新は前例に倣うならば約30年後。
多分もう工事に携わることはないでしょう。
貴重な体験をご紹介いただいた方々に感謝申し上げます、ありがとうございました。

1/1,000勾配をつくりだすのは、なかなかシビア。苦労するもなんとかクリア。4~9月は水の底。常時水に浸かっていると木は案外腐らないもの。材種は上伊那産ヒノキ。次の更新まで約2~30年。果たしてもってくれるか?現場は小沢川上流の北沢。仕事の合間に・・・ではなくチャンと仕事を終えてから今シーズン初の偵察。

 

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続・続・続 日本海へそそぐ水を太平洋に移し替える水路工事のお手伝い 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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