泣いても笑っても・・・
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長野マラソンまであと一週間。
フルマラソンはこれで15回目となりますが、何度走っても同じことはなく(当たり前か!)その度、苦しさを味わうことになります。
年々、そのタイムは下落していくのに何を目標に走っているの?と家人に聞かれ、答えに窮することが度々ありました。
確かにそれを職業としているようなランナーであれば、思うようなレースができなくなった時が、そこから身を引く時になるのでしょう。
我々のような市民ランナーでもやはり記録は良いにこしたことはなく、それがたった1秒であってもベストを更新できた時には、この上ない喜びを感ずることができます。
しかし、ここ7~8年は自分の感覚と実際のタイムには確実な開きが生じ、どうあがいてみてもその差は埋めることができぬことになっています。
正直なところ一時はその厳しい現実に、気力も萎えがちだったのですが、ある時から誰にでもおとずれる加齢による体力低下に抗ってみても仕方ない、それより今ある自分のベストを尽くすことによって、その傾向を少しでも抑えられればいいじゃないかと開きなおれるようになったのです。
よく人生を長距離走に例えることがありますが、多分、我が人生もまだ中間点を少し過ぎたあたり(これだけは誰にもわかりませんが)。まだまだこれから脚が止まってしまうような35kmの壁も待っているはず。それを乗り越えていくにはここでの無理は命取り。
先を見つめ、今は我慢の耐える時期。
そう思うと、走ることに限らず、今、身の回りで起きている事象に対し前向きに対処できそうな気さえしてきます。
そう、そんな発想の転換ができることも、走り続けてきたひとつの理由なのかもしれません。
まあ色々理由をつけてはみましたが、走り終えたあとの、あの何物にも代え難い充実感と開放感。それが味わいたくて苦しむだけなんですけどね(健康的な変態?)・・・。
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