現在進行形のしごと
現在は伊那市羽広にある「みはらしファーム」(観光農園施設)内の木橋の補修工事に携わっています。
傷みははげしく、本来だったら本体部分から取り替えたいところですが、依頼主(伊那市)からそんなに予算はないとの回答。
そこで今回張り替える床板部分の再利用も将来的に十分ありを前提に工事を進めました。
加えて少しでも長く使えるように、既存橋にはなかったU字溝を埋め込み、木部と土の接触面を少しでも抑えるように改良を加えてあります。
(欄干も床板面から浮かし水切れを良くしてあります。屋外で木を使う場合はいかに水を切らすかが肝で、その寿命に直接影響します)
それにしても周りの桜は今が満開。
いつもの年だったら大勢の観光客の中でそれを気遣いながら仕事をしなければならないところだったのでしょうが、今はひとっこ一人見当たりません。
人混みなどというものを避けて暮らしてきた私ですが、それがまったく無くなってしまうというのも寂しく、張り合いさえなくなってしまうものなのだということを、あらためて感じています。
コメントする