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夏恒例の・・・

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夏 恒例の魚釣りに出かけてきました。

場所は毎年でかけている三峰川源流部。

朝3:30に自宅を出発し、車で長谷村杉島まで。

そこから自転車で延々30km林道を上り詰める予定でしたが・・・

案の定、途中17km地点で林道は崩落、ここはなんとか川に降りてクリアしますが、その先20km地点で完全崩落。

これ以上自転車を担ぐメリットは無しと判断し、ここで自転車はデポ、徒歩に切り替えます。

その後いつもの渓に入っていたのですが

 

景色は急変、いつもの河原はなく、倒木と土砂の山が・・・。

その小山に登ってみると今までにない景色が広がっていました。

行く手の上流部にはエメラルドグリーンの水を湛えた湖(天然のダム湖)、そして下流にあたたる裏にはそのダムを作り出した大規模な(推定標高差 350 mの崩落)土砂崩れ痕。

倒木の具合などから想像するに、昨年秋の台風によって斜面が崩落、沢せき止め、ダムアップの過程を経たものと思われます。

神秘的な色に輝く湖ですが、現時点では生命反応まったくなし。ただ今後どのように変わっていくのか、また楽しみが増えました。

そしてもう一つ今回の新たな発見は・・・

ダム湖をクリアするのに高巻いた山の斜面で発見した森林鉄道のレール跡。

しっかりと2本のレールと枕木が残っていました。

昭和36年ころ廃止されてしまった林鉄で多分唯一残っているレール敷ではないでしょうか。

60年以上前にタイムスリップしたかのような景色でした。

 

で本題の魚釣り。

最初にお断りしておきましょう。今回収獲はゼロ。まったくの坊主でした。

言いわけをいわせてもらうなら、まずエサ取りの時点から川虫が全くといっていいほどとれませんでした。おそらく昨年秋、今年の梅雨の大雨によって川が荒れだいぶ流されてしまったのでしょう。

そして本命の魚も同様なダメージをだいぶ受けてしまった、と想像しています。

実際、いつもは淵の中に泳いでいるイワナを目で確認できていたのに今回はまったく見ることができませんでしたし、目視できたのは滝上りを試みる個体2匹程度。

お世辞にも釣りの技術を持ちあわせているとはいえない我々には厳しすぎる条件でした。

収獲ゼロの帰路は、熱中症気味の体とあいまってとても辛いものになり、息子二人は「もうしばらくは来たくない」とぼやき節。

そんな中、いや自然の回復力を確認する意味でも、やはり来年も・・・と誓う懲りない中年オヤジでした。

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夏恒例の・・・ 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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