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いいカモ

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活字中毒というほどの読書家ではなく、くだらない雑学本などをこよなく愛す、単なる活字好き程度なのですが、手元に何かしら読むものがないと不安になってしまうため、定期的に仕入(!)に出かけています。

最近は例のフランチャイズ式古本チェーン店で、ほとんどの本が\105で手に入れられるため、その恩恵をあずかりに週末というと顔を出すのが行動パターン。
先日も例によって近所のそこへ・・・。

値段の高い本には目もくれず、ひたすら\105の棚へ。
そこで目に付いた「5冊で\400キャンペーン中」の文字(先月もやっていたような・・・)。
まあ5冊くらい欲しい本が見つかるだろうくらいの気軽な気持ちで棚を覗いていたのですが、どういう訳か今日は4冊までしか食指を動かされるものが見つからない。
仕方ないかとレジに行くと「4冊ですと\420になってしまいます。5冊なら\400。あと1冊いかがですか」とマニュアル通りの対応。
若いお姉さん店員の笑顔に「そこをなんとか4冊でも\400にしてくれない?」とは言いきれず、再び\105の棚へ。
まあ何でもいいのだからと自分に言い聞かせてはみるものの、いちど「もういいや」とフタをしてしまった気持ちをこじ開けるのは、なかなか困難でどうしても見つからない。

思い返すに本を選ぶ時は、ある種の勢いが必要で、気持がノッている時は、あれも読みたいこれも知りたいと、次から次へと手にしていくのですが、一度その波が途切れてしまうと、もう全く興味すら湧いてこなくなってしまう。それを再び燃え上がらせようとしても、満腹状態で差し出されるごちそうのようなもので、ちっとも美味しそうに見えないもの。

それでも、どうにかこうにか選びだした「~整理術」の本。
無事に5冊の本を抱え、レジに行き、お姉さんに笑顔で\400を支払い、帰宅。

中身もたいして見ずに選んできたその本を開いてみると、「読み終えた本は、本当に必要なところのみコピーして処分するのが結局のところ得策」とある。
当然のことながらこの本はそれに該当し、そして多分必要なところもありそうもなく、なにもせず処分すべき対象なのでしょう。

しかし、本を売ること、処分することにどうしても抵抗感のある私は、それができず結局のところ「箪笥の肥やし」ならぬ「書棚の肥やし」を増やし続けることになってしまうのです。

そこでハタと気付いた先の「5冊で\400」の商法。
あれは実際の売上を増やすことだけではなく、店の本を少しでも多く処分する意味も多分にあるはずで、お姉さんの笑顔にしてやられてしまった私は、とてもいいカモだったのかもしれません。

これまでのコメント

  • 伊那の大工(管理人) より:

    投資
    私は図書館で本を借りても、それだけで満足(?)してしまうのか、積んでおくだけで読まないという性癖があるのです。

    たとえ\105といえども自腹を切ったということが、読書欲をそそるようで、自らへの投資と割り切って(そんな少額で!)、せっせと仕入に出かけています。

  • 2馬力の釣師 より:

    Unknown
    私も100円文庫本のお世話になっています。雨の休日などは釣りに出られないので、買い置きの文庫本を、朝から晩まで3冊くらい読む事があります。
    自分が読みたい本や著者は段々に決まってしまうので、たまには書名で普段と全く違う領域のものに手を出してみたり、聞いた事があるけど読んだ事がない著者に、触手を延ばしてみる事もあります。
    外れを引く事が結構ありますが、それでも100円ですし、ごく稀に大当たりの事もあって、好きな著者が増える事もあります。

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いいカモ 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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