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ラジオから

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現場では一日中時計代わりにラジオが鳴っています。

20~30代の頃はFMオンリーだったのですが、最近はもっぱらAM、それもNHK第一ばかり聴いています。

当初はリスナーの年齢層も高く、また無難で優等生的なコメントばかりの対応に、物足りなさを感じていたのですが、いざ聴きだしてみると、これが案外面白い。
TV画面からは想像できぬようなアナウンサーの一面が見えたり(見えはしないか!)、ゲストトークもテレビよりも飾り気のない本音を聞けるような気がします。
かつては見向きもしなかった国会中継も、政治家のしゃべり方から、大凡、その人となりが想像できるという楽しみが増えました。

音だけという制約された条件が、かえって他の部分の想像力を膨らませ、より感性を研ぎ澄ませることになっているのかもしれません。

そして、そのラジオから流れてくる、この時期の定番、ユーミンの「卒業写真」。

高校卒業と同時に、初めて親元を離れ、一人暮らしを始めることになった、期待と不安が入り混じり複雑な気持だった春休みのことが、ついこの前のことのように思い出されてくるのです・・・。もう30年近く経ってしまったというのに・・・。

これまでのコメント

  • 伊那の大工(管理人) より:

    Unknown
    おうその番組俺も聴いていたよ。

    現場で一人で作業していることの多いものにとって、ラジオは情報源であり心に潤いを与えてくれるものでもあると思う。

    集中力が削がれると嫌う輩もいるようだが、要は使いよう。一日中張りつめた気持ちで作業しているわけではないし、またそんな時は他の音など耳に入ってはこない(一時消すという選択肢もある)。

    という訳で今日も早朝のジョギング時の「ラジオ深夜便」からNHKのお世話になっている「走る大工」でした。

  • ラジオはロマン
    2006年まであった夕方の再放送枠が無くなってからは聞いていないけど、NHKFMのラジオドラマ「青春アドベンチャー」は好きだったな。

    連続ラジオドラマというのは結構ハマる。
    やはり映像がないことで想像力が活性化するのだな。

    最近、鉱石ラジオだのゲルマラジオだののサイトを見つけて懐かしい思い出がよみがえって来た。
    布団にもぐってイヤホンでノイズだらけの放送を一生懸命聴いたり、電灯線アンテナ実験で感電したり、ちょっとした工夫で感度が上がった時のうれしさとか、ラジオにはロマンがあるな。

  • 伊那の大工(管理人) より:

    Unknown
    「光陰矢の如し」です。

    仮に人生80年としたならば、10歳の子供にとっての1年は1/(80-10)=1/70ですが、我々にとっては1/(80-46)=1/34に相当するのです。

    同じ1年でも彼らのほぼ倍の価値(?)があるともいえ、その過ぎ去る速さがより早く感ずるのは当然なのかもしれません。

    そう考えると、一日一日を大切に過ごさねばと、最近より強く思います。

  • 2馬力の釣り師 より:

    Unknown
    この歳になると、子供の頃に分からなかった大人の楽しみが分かるようになりますね。そういうのも悪くないもんだと思いますが、先日うちの子が高校を卒業したのには、思わず絶句しました。こんなのは、子供の頃には思わなかった事ですが、時間よ止まれですよ。

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ラジオから 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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