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どう考えていったらよいものなのか

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今回の大地震による津波被害が、想定していた以上のものであったということは、木造家屋のみならず、各自治体などで設置していた防波堤などがいとも簡単に破壊されてしまったということからもわかります。

東電福島第一原発の今も続いている事故についても、その意味では想定外の出来事が引き起こしてしまったものであるのかもしれません(そうあってはならぬことであったはずですが)。
やはり、世の中には絶対ということはありえず、いくら幾つものセーフティネットを張り巡らさせていても、場合によっては簡単に破られてしまうということが露呈してしまいました。

この緊急事態に放射能被曝を覚悟の上で、対処されている作業員、自衛隊、警視庁機動隊の皆さまには本当に頭が下がります。またこれによって住まいを離れ、避難されている方が多数いることにも心が痛みます。この不満をどこへぶつけていったらよいものなのか、ふんまんやる方のない気持も、報道などから伝えられてくる声からもわかります。

我々現代人が便利な生活を得るために、電気というエネルギーを大量に欲した結果、こうして場合によっては取り返しのつかないことになる原子力に手を出してしまった。
またそれが無くなっただけで停電を引き起こすほど依存してしてしまっている現状。

一部の人たちは以前からその危険性について警鐘を鳴らしていたようなのですが、何でも否定的にとらえ、とかくそのスタンドプレーばかり目立つそういった方々が苦手で、事象そのものを冷静に判断することなく、つい色眼鏡をかけて見てきてしまいました。
しかし、今回の事故は、それが取り返しのつかぬような事態になるのだということをはっきりと示しているように思います。

事故は現在も進行形で、果たしてどのようになってしまうのか予測もつかぬ状態の様です。とにかくあらゆる手段を使って終息させなければなりません。そのために大きなリスクを覚悟の上で作業されている方々がいるという現実を忘れてはなりません。

そしてその上で、これからのエネルギーについて真剣に考え直していく必要がある、場合によってはそれに伴う経済的な負担なども覚悟する必要があるのだろう、今、そう考え始めています。

これまでのコメント

  • 伊那の大工(管理人) より:

    周回遅れのトップランナー
    今の生活の質を下げられるかと問われれば、正直なところ「ハイ」と答えられる自信はありません。

    しかし、電力会社が推奨してきた「オール電化」のように一つのエネルギーに頼った生活はあまりにリスクが大きいということを今回の災害・事故は教示してくれているように思います。
    我が家では主に経済的な理由から、電気、灯油、ガス、薪と分散させてはいますが、もしかしたらこのような生活は周回遅れのトップランナーになり得るのかもしれません。

  • 2馬力の釣り師 より:

    Unknown
     20年以上も前になりますが、大学の実習で100年に一度の災害を想定して、という条件で設計をしましたが、まさに今回はこれに相当すると思います。
     しかし原発の危機管理に対する弱さを見ると、原発を減らす政策が必要だと痛感しますね。バブルの頃の勢いのまま、今まで計画を見直す事なく作り続けてきているのでしょうが、自販機やコンビニの数を減らすなど、通常の生活を少しガマンするだけでも、かなり違うのではないかと思います。
     これから先の日本経済には、過去の栄光の再来はないのですから、政治家には経済よりも環境を重視した国づくりを行ってもらいたいものです。

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どう考えていったらよいものなのか 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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