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わからない・・・

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仕事場では時計代わりにラジオが鳴りっぱなしになっています。

若い頃はFMばかり聴いていたのですが、取り上げられる話題などでジェネレーションギャップが気になり出した最近は、もっぱらAMのNHK第一が定番となっています。

そのなかでも以前はまったく興味もなかった国会中継ですが、いざ聴きはじめてみると実に面白い。
ラジオですから当然声だけしか聴くことができませんが、そのしゃべり方などで、その人が何を考え、どんな性格なのかまで十分に想像することができるのです。
そして新聞や雑誌などで紹介されているその人の横顔などと照らし合わせてみると、その想像はほぼ当たっているようですから、やはり人間そうそうウソはつけないものです。

そんななかでの我が国の責任者。
耳で聴いている限り、この方は誠実でウソをつくようなタイプで、派手なパフォーマンスを先行させるようなこともしないであろうことは想像できます。

そしてその方が「このままでは経済はたちゆかなる。ゆえにどうしても原発の再稼働は必要だ。また同様に国の財政破綻回避のための消費増税も避けては通れない。」と発言されているのです。

果たして我々はこの言動をどう理解したらよいのでしょうか。
私にはとっても一国の経済や財政状況を判断する能力はありません。
ですので、あくまで一庶民としての感覚的意見を述べるしかないのですが、

まず消費税というものが徹底的に弱者に負担が大きいものになっている。その問題点が解決しない限り理屈はわかってもとても賛同できないということ。
ひとつの商品が売買されるだけでその税が発生するしくみのこの消費税。我々のように多くの品を扱えず、どうしても2次問屋、3次問屋を界してしか取引ができぬような弱小業者の場合、どうしてもその間に徴収される税額は多いものになってしまいます。
かといってそれを次の消費者に安易に転嫁するわけにはいかず、結局のところ、本来であれば利益になる部分を削って、提供せざるを得ない。それが現実なのです。

またこれだけ一気に税負担が増した場合の経済に与える影響は計り知れないのではないかとも思います。
私の従事している住宅産業などは、今でさえこれだけ厳しい状況ですから、もしこのまま増税が実施されれば、今以上の冷え込みは必至であることは十分に予想されます。

そうなれば政府が思い描くバラ色の税収増も夢物語でしかなく、文字通り「絵にかいたモチ」に終わってしまうことは素人でも解かる事です。

儲け、利益に課税される所得税ならば、まあそれも致し方ないかと納得はできます。
より所得を増やしたいと考える人間は、しゃにむに働き稼ぐ。
経済活性効果もあるでしょう。その一部を税として社会に還元してもらうのですから、払う方も納得ずくのはずです。
しかし、物品を売買するだけでそれに課税される消費税そのものの仕組みにいまだ納得のいかぬ私としては、その増税に賛同するわけにはとてもいかないのです。

責任者が決意した原発の再稼働についても、安全は確保できたと呪文のように唱えてはいますが、結局のところ当面の財源確保のために経済をこれ以上悪化させるわけにはいかない、それが最優先であるということは明白です。
増税を実施の引き換えにそのリスクはやむなしということなのでしょう。
まさに「喉元過ぎれば熱さ忘れる」です。

増加する社会保障の財源をどう確保するのか、また今夏の電力不足をどう賄うのか。
無責任ですが私には、今、その答えを出すことはできません。
しかし、少なくとも今、国の責任者が掲げている施策がベスト(ベター?)なものであるとは、とても思えないのです。

今日も薄暗い工場の中でラジオを聴きながらその答えを探り続けます。

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わからない・・・ 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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