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それでも春は

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その後、作業場の屋根はかろうじて落ちずにいてくれていますが、6尺おきにサポート柱が林立した状態では、フォークリフトの稼働もままならず、効率の極めて悪い物置と化しています。

部分的な改修で乗り切れぬことは明らかで、場合によっては(確実に?)建て直しを検討せざるを得ない状況であるというのが実際のところでしょう。
そのための資金、時間の捻出を考えると、さてどうしたものかと、とても暗鬱な気持ちになってきます。

そんな折、窓の外に目をやると、融けだした雪の中からフクジュソウが顔をのぞかせていました。
一度は花を咲かせていたのに、大雪につぶされ、しかしそれでも耐え、再びこうして力強く復活したのです。

そう私もこれくらいのことでめげている場合ではありません。
体を張って動き続け、再び立ち上がらねば。

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それでも春は 大工を生業として25年。趣味の長距離走、渓流魚との戯れなど日々の思いを綴ってみます。

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