色々あります
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バイクを運ぶために軽トラを借りていった長男から、どうもバッテリーが上がってしまったようだとの連絡が入りました。
それまで普通に走っていたのだから、そんなハズはないのにと思いながら駆けつけてみると、確かにセルが回らない。
が、それどころか他の電装系すべて通電の気配が見られません。
まずはブースターケーブルを使って充電を試みるも反応なし。
次にバッテリーターミナル付近をバラしてみるものの異常はなし。
それではとバッテリーケーブルを端から辿ってみたものの外から断線などは見当たりません。
いよいよダメかと諦め、行きつけの車屋さんに引取り依頼の連絡をして症状を伝えたところ、メインヒューズが怪しいとのアドバイス。
教えられるままにメインヒューズがあるカバーを外し、確認するもヒューズはばっちり生きている。
もう打つ手はないなと線を元に戻しはじめたところ、やけにフリーに動くところがある。
もしやと引っ張ってみたところ、これがドンピシャ大当たり!
メインヒューズに接続している線の1本が根元からもげているではありませんか。
これしかないとの確信を持って積んでいた宅内配線用VUケーブルの半端を使って結線してみたところ、見事通電、事なきを得ました。
ホンダアクティのメインヒューズは車体下フレーム横にあり、それが長年、塩カル入りの水を浴び腐食してしまっていたのでしょう。
表に見える箇所ならば発見も早かったのでしょうが、カバーで覆われているここはまず外からの判断は不可能。
整備屋さんの長年の経験に脱帽でした。
それにしても20年以上乗り続けている車ですと、もう何が起きても不思議ではありません。
まあこうして色々なことが起きることによって自分の引き出しが増えていくと思えばそれはそれで財産になるのですが・・・。
これまでのコメント
ピンポーン
まったくご指摘のとおりです。
実はハーネスがストラップが外れていました。
いつそうなったのかはわかりませんが、それが長いうちに圧着端子下部の金属疲労を招いたものと推測されます。
現在は既存のストラップのみですが、早速補強のためにケーブルタイなどを追加しておこうと思います。
的確なアドバイスありがとうございました。
破断要因の可能性
我が家の車もバイクも、現行からは程遠いものばかりです。
ひとつ思い出したのですが、ある大型バイクで
バッテリーからの太い導線が、圧着端子そばで
破断する故障が起きるそうです。
圧着端子はネジ固定されるのですが、
ケーブルにたるみがあり、振動することによって
芯線が徐々に切れていくそうです。
写真の破断箇所も、圧着端子直下ではないでしょうか。
おそらく本修理をされておられると存じますが、
太いハーネスから出ている線のようですから、
もし、宙ぶらりんの状態でしたら、振動対策も
一考かと思います。
いえいえ
素人ゆえとんでもない間違いを記事として載せてしまうこともありますので、こういったご指摘は大歓迎です。
それにしてもこうした大事な部品が無造作に取り付けられているのにはビックリしました。
軽トラのレイアウト上致し方ないのかもしれませんが、一考の余地ありです。
現行の軽トラではどこに配置されているのでしょうか。
余計な心配でした
お手間を取らせてしまい、申し訳ございません。
私も20年以上前に造られた車を愛用しており、
修理との戦いでもあり、楽しみでもあります。
取り付けネジが絶縁されていたとのこと、
安心いたしましたが、写真を見たときはドキリとしました。
それでも、比較的太い導線が破断するとは
かなり過酷な場所なのでしょうね。
今後とも、ためになる内容の記事と、
業務のご発展を期待し、ご祈念いたします。
ありがとうございます
ご指摘どうもありがとうございます。
この部分はいじってはいませんでしたが、念のため確認してみたところ、樹脂パーツを介して取り付けられていました。
車などの電装はボディアースされているということを常に意識していないといけませんよね。
過去にショートさせた経験があります(!)ので、作業時にはバッテリーコネクターを外す原則だけは忘れてはいません。
メインヒューズ
日々のご活躍、楽しく拝見いたしております。
今回の写真、メインヒューズで
当然、プラス極と思いますが、ヒューズが
取り付けられている黒い絶縁板中央に
プラスビスがあるのは、ボディ(マイナス極)に
直付けでしょうか?
だとすれば、きわめてアブナイと思いました。
老婆心ながら、ご確認されてはいかがでしょうか。
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