LSDのすすめ
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LSDなどというと何やら穏やかな話ではなく、こちらを連想される方も多いと思いますが、今回のおすすめはLong Slow Distance(長い距離をゆっくりと)の方のLSDです。
普段の練習では毎朝1時間半程度のジョグをしている私ですが、長野マラソンに向けたこの時期、休日の朝は少し長めに、約3時間程度、距離にして35km~40kmに延ばします。
距離を聞くときつそうですが、けっしてペースは速くありませんので、むしろ通常の朝練よりは楽なくらいです。
が、やはりこれくらい距離を延ばすと肉体には普段と違う変化が表れ、2時間を過ぎ30kmを越えたあたりから自分の体が自分の意志では思うように動かせなくなってきます。そのままでは走りきれませんので、飲料などで糖分を補給しながら、設定した距離をこなし切ります。
専門書などによると、これが体に蓄えられていたエネルギー源のグリコーゲンを使いきった状態らしく、我々市民レベルのランナーですと途中この補給なしに、フルマラソンの距離を走りきることは難しいとされています。
このグリコーゲンを一度使い切った状態から、なんとか家に帰りつき、しっかりと食事で補給した現在、私の体はなんとも云えぬ満ち足りた気分になっているのです。
多分、脳内からは快感物質が分泌され(私は脳内麻薬と呼んでいます)ているのだろうと想像できますが、この状態がほぼ半日は続くのです(まさに悦楽!)。
マラソン練習の話を人にすると、皆、異口同音に「よくもそんな長い時間走れるね」とおっしゃられますが、一度この快感物質の存在を知ってしまうと、そちらの魅力の方が遥かに勝り、それを得るために走っているようにもなってきてしまうのです。
本当は、レースでも自分の目標タイムもクリアできるようになれば、より大きな満足感も得られるのでしょうが、なかなかその達成は厳しくなってきている現在、日常の練習でこうした楽しみが見出すことができたのは大きな収穫でした。
どうか皆さんも、この快感物質をお味わいになってみてください。
ただし中毒になってしまっても当方は一切責任をもちませんので、あくまでも自己責任でお願いします。
これまでのコメント
待ってますよ
いやいや県縦断駅伝にも出場しているK君にはとてもかないませんよ!
しかしそのスピードは違うにせよ、自分の体にかかる負荷の具合は同じでしょうから、その後に得られる気持ちよさは近いものがあるのでしょうね。
山仕事にも慣れて余裕がでてきたらまた復帰してください。楽しみにしてますよ。
夕暮の南アルプスが美しいということは、まだまだ寒く空気が澄んでいるということなのでしょうね。
そろそろ霞に浮かんだ仙丈も見たいものです。
お疲れ様です
LED省エネのライトのことかと間違えてしまいました。
いやー。よく走りますね。そして更に仕事するという。すごいなと思います。
長野マラソン頑張って下さい。LSDは筋肉の疲れも抜けるので、フレッシュな状態で臨めるといいですね。
走っている最中、走った後のあの快感はいいものですね。気持ちよく走る感覚、自分もまた取り戻していきたいなーと思います。
写真の夕日の南アルプス。最近やけに綺麗です。
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